軌道敷緑化&都市景観トップ>軌道敷緑化|鹿児島の取り組み紹介
 九州の南端に位置し、歴史と観光資源に溢れる「鹿児島」。平成16年3月に九州新幹線鹿児島中央〜新八代区間が開業し、来年にはNHK大河ドラマ「篤姫」の舞台となるなど、注目を集めています。

 この「鹿児島」で、緑を活用した全国でも新しい都市景観の演出の試みが始まっています。それは市民の足となる「かごしま市電」のレール下を緑で覆ってしまい、ヒートアイランド現象の緩和や景観性の向上を図るというものです。
 これまでに、新幹線の発着駅と連絡している鹿児島中央駅前電停から高見馬場電停区間までの約578mの軌道敷緑化が完成し、連接式超低床電車「ユートラムU」の運行開始と合わせ、4月26日に記念式典が行われました。

 また鹿児島市のファンタスティックイルミネーション推進事業の一環として、夜間は芝生空間のライトアップも行われ、幻想的な都市空間がゴールデンウィークに訪れた観光客に新しい魅力をアピールしていました。

 軌道敷緑化の導入による効果の1つにヒートアイランド 現象の緩和効果があげられます。コンクリートむき出しの軌道が、緑で覆われることで、土壌からの水分蒸発や植物の蒸散作用による潜熱、いわゆる打ち水と同じような効果によって周囲の温度が下がります。

 鹿児島市より発刊された「軌道敷緑化・ライトアップ事業」に関するパンフレットによると、鹿児島中央駅前付近で行われたサーモグラフィ調査では、8月末頃、車道アスファルト面が43℃だったのに対し、軌道敷芝生面は31.5℃と、11.5℃の温度差が確認されたそうです。

 緊急車両が立ち入ることも想定される軌道敷緑化では、芝生の擦り切れ対策や生育基盤の踏圧対策など、通常の緑化とは異なる対策を施す必要があります。

 今回の軌道敷緑化では、事前に鹿児島市によって試験施工や様々な検証が行われ、保水性と断熱性、及び耐圧機能に特徴のある「シラス緑化基盤」と地元客土に土壌改良材を数種類ブレンドした客土を利用する緑化システムが採用されました。

 
芝生には冬でも緑を持続しやすい「改良コウライシバ種」が採用され、施工から2年経過した区間においても現在まで健全に生育しています。

 軌道敷緑化の取り組みも、全国で広がりを見せており、長崎市民間鉄道会社(長崎電気軌道株式会社)の浜口町電停と浦上車庫前電停の2ヶ所で試験的に軌道敷緑化が実践されています。鹿児島では、毎年11月に開催される南九州最大のおはら祭(おはら祭り)に向けて、高見馬場電停から桜島桟橋通電停までの約920mに軌道敷緑化が導入される予定です。

 九州新幹線が開業したことで、博多から鹿児島中央間がわずか約2時間10分で結ばれるようになりました(全線開業すると1時間20分)。飛行機だと東京から約1時間45分。九州に観光の際には、ぜひ新たな発展を続ける鹿児島にお立ち寄りください。

出典:鹿児島市役所発刊「かごしま市電 軌道敷緑化・ライトアップ事業」
   −市電イキイキ大作戦/光と緑のじゅうたんで中心市街地の活性化−
記事 佐々倉賢一(福岡事務所)
平成19年5月14日

軌道敷緑化
トップページ

軌道敷緑化
お問い合せ

LRTと
軌道敷緑化
軌道敷緑化
成功ポイント
事例/鹿児島の
軌道敷緑化

事例/中欧・東欧の
軌道敷緑化

         
     
 
生活・都市環境の向上を目指して − 東邦レオ・専門ホームページ一覧 ―
  RC用外断熱設計サポートサイト 外付けブラインド&節電対策WEB  
  プロ向け屋上緑化専門サイト 個人・法人向け屋上緑化専門サイト 商業施設向け屋上緑化専門サイト
  壁面緑化&環境デザインWEB 土壌改良&植栽基盤専門サイト 地下支柱&都市景観専門サイト
  校庭芝生化のてびき 軌道敷緑化専門サイト  
  PIANTA×STANZA ピアンタ・スタンツァ(店舗・オフィス等の屋内向け壁面緑化を紹介する、インドアグリーンの専門サイト)
  まちなか菜園(気軽に身近に野菜づくりを楽しむ、貸し農園・菜園・レンタル畑の専門サイト)
 
     
東邦レオ株式会社